とにかく読みやすい
タイトルから想像つくと思いますが
命には限りがあり、この時間もどんどん過去になっていく時間経過の中で、あなたが大切にしたいことはなんですか
じゃあ、そのしたいことをしないともったいないですよ
…ということを、わかりやすく、説教臭くならずに、時に笑わせながら、スルッと読み進めていく本です
これを読んで「そっかぁ、そうだよなぁ」という感覚にならない人はいない気がしますがどうでしょう
実際、なかなかのベストセラーなので、読まれた方もいらっしゃることでしょう
冒頭に、アメリカで90歳以上の方に対して行われたアンケートが紹介されています
「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか」
それに対して90%の人が同じ答え
「もっと冒険しておけばよかった」
が紹介されています
この本の良いところは、死というものを悪いもの悲しいものととらえずに「今、生きていることがいかに幸運か」とし、
だから今ある悩みも
「人生最後の日から見たら、すべての悩みは懐かしい思い出になりますから。
つまり、あなたは、今、『懐かしい思い出』に悩んでいるわけです。」
といった感じで、楽観的にもなることができるところでしょうね
そんな感じで、いわゆる「心が軽くなる」本でもあります
自分が有限のこの命を使って何をしたいのか、
所有したものは死んだら持っていけない、ならば何を大切にしたいのか、
そういったことを意識できます
なんというのかな、
例えば「朝活で〇〇」とか「瞑想なりマインドフルネスで〇〇」とか「メモを書いて〇〇」といったこと以前の問題
そんな、根本的なところを優しく気が付かせてくれる、楽しい本です♪
(個人的には、作者がタップダンスを練習し挫折したけど…のエピソードの部分がとても印象的です。こういうことって私にもあるので)